glück

デザインの参考に

glück(http://g-u-k.jp/)は広告やグラフィック、映像などを制作する会社のシンプルでかわいらしいWebサイトです。
手書き風の丸が配置され、その中にメニューが書かれたトップページはシンプルでありながら、じつはとても精巧に作られています。
メニューの書かれた丸はシャボン玉か風船のように小刻みにふわふわと動き、さらに小さなウサギの絵がランダムに画面内を動き回っており、このウサギはクリックするとFacebookページへのリンクとなっているのです。

トップページのメニューをクリックするとそれぞれのページへ移動しますが、これもそれぞれのページで少しずつデザインが異なっているのです。
たとえば、仕事の実績を照会するページではトップページと同じような手書き風の丸の中にそれぞれの制作物の一部をのぞかせて、思わず他の部分も見たくなってしまいクリックしてしまう構造となっています。

さらに、会社のコンセプトについてのページを開いた時には、一見ごく普通のページが開かれたように見えますが、じつはこれはページが移動したのではなく新しいウィンドウが開いており、画面上にはマウスの動きに合わせて移動するウサギのイラストが表示されます。
そして、そのウサギの口の部分が×の形になっており、それをクリックすると画面が閉じて素のトップページに戻るという仕組みになっています。

一般の認識を活用

これも、たんなる凝ったデザインというわけではなく、デザイン性とわかりやすさを上手に融合されたものとなっています。
いくら凝ったデザインを作っても、操作がしづらい、どこをクリックすれば良いか分からないといった状態では、意味がありません。
しかしこのサイトでは、だれもが「閉じる」の記号であるという認識を持っている×を上手に使い、しかもマウスとともにそれが動くようにすることでボタンであることを示しています。

このような使いやすさとデザイン性の高さのバランスを上手にとるためにもやはり、たくさんのサイトを見ることが必要です。
さまざまなサイトの工夫を知り、それを自分のスキルとしてとりこみ、さらにそこに自分独自の発想やアイディアを加えることで新しいものを生み出すことができるようになるのです。

シンプルなサイトというのは、ともすると情報量が不足して訪問者にとって不親切なものとなりがちです。
それを補うためには、思わずクリックしたくなるようなデザインにすることが重要でしょう。
作ることばかりに熱中すると、つい訪問者の視点を忘れてしまいがちです。
時々視点を切り替えて訪問者の立場になってサイトを見つめ直し、より分かりやすく、より美しいWEBサイト作りをしてみてください。